2011年7月31日日曜日

水中で会話ができる楽しさ。

                         手話での水中トーク

                       親子岩でのタツノオトシゴ


本日は、私が手話を教えていただいた先生と先生の会社の後輩と一緒に

ダイビングです。6年前来店していただいた時に戸惑い、どう対応してよい

のかも分からず困っていましたが、今では水中で会話を楽しんだり、手話

でのダイビング講習までもこなせるようになりました。ダイビングは、水中で

コミュニケーションが取れないので、より安全に楽しくダイビングをするため

には、手話を覚えることが必要不可欠ですね。今では当たり前のように水中

ノートに書いていますが、書いている間ダイバー同士沈黙。伝えたいことが

伝えられないもどかしさ、字が汚かったり、小さかったりで読めない。などなど

ダイバーなら一度は経験しているのではないでしょうか?

是非ダイバーの皆さんも手話を覚えてみませんか?また、聴覚障がい者の

みなさんもダイビングを始めてみませんか?

今後も水中で会話できる楽しさを伝えていきたいと思います。
ちなみに、本日の2本目偶然にも、水中ノートをボートの上に忘れてしまいまし

たが、必要ないのでボートに取りに帰ることなく、水中で手話を使って普通に

会話してました。

会話 「あ~。タツノオトシゴです。」「どこどこ?」

    「ほらそこに隠れているでしょ。」「えっ~?」

    「ここ。」「あっ~本当だ!上手に隠れるね。」

    「このタツノオトシゴ身体がとってもツルツルして綺麗ですね。」「本当。」

    「逃げないので、落ち着いてゆっくり撮ってくださいね。」「は~い。」

ってな感じで普通に会話しています。コミュニケーションの取れない水中で楽し

むダイビングだからこそ、是非手話を覚えて今よりももっとダイビング楽しめますよ。

2011年7月30日土曜日

バディロープ

本日Nママさん50DIVEです。おめでとうございます。今日は、バディロープを
使ってもらいました。透明度が悪い時に使うとされているバディロープ。しかし、
普段のダイビングでも使ってみるとこれまた、安心なんです。バディとつながっ
ている安心感。相手に何か伝えたい時にも合図を送ったりすることもできます。
音声によるコミュニケーションの取れない水中だからこそ、お互いバディを意識
し、安全管理をしなければならないはずです。バディロープは、安全管理にも
一役かってくれます。是非一度お試しください。
さらに、手話を覚えて使えると、もう陸上と変わりませんね。明日のダイビング
は、手話でのダイビングです。ダイバー同士、水中で普通に会話してますからね。
ダイバーなら手話覚えなきゃ。覚えたら今よりもっと楽しくなりますよ。

2011年7月29日金曜日

今年も見れますよ。Milky Way!


                          赤グリ(ショートホール)


鹿児島から帰ってきて翌日、日本海でのダイビング。桜島に潜り常神半島に

潜り身体も水に溶けてしまいそうです。先日も小さなミズクラゲの集団が、

少しだけ見られたんですが、今日は密集していました。いつまでか分かりませ

んが、ミズクラゲのミルキーウェイ(天の川)が見れます。常神半島のポイント

にボートで向かう途中、深く澄んだ青い海に薄い水色に見える水面。これが

ミズクラゲが集まっている場所。とにかく、すごい数で集まり辺り一面に広が

っているんです。去年は全くといっていいほど見られなかったんですが、今年

は、当たり年ですね。これも自然界の芸術。本当に素晴らしい。この下にダイ

ビングをすることはなかなかできないのですが、岸に近く流れがなければ下か

ら写真も撮れます。このとき水面には、ミズクラゲのミルキーウェイなんです。

風・波・ダイバーの経験など条件が揃わないとなかなか、ダイビングはできな

いですが、スキンダイビングでは写真も簡単に撮れます。ボートの上から見る

だけでも感動しますよ。

現在水温は、水面27~28度、水深20Mで24度くらいです。暖かくなってきま

した。これからがベストシーズンに突入ですね。本日は、赤グリのショートホール

を楽しんできました。潜降しながら穴の中へそして、横へ抜けられます。

結構楽しいんですよね。コレ。



2011年7月27日水曜日

初級潜水士養成課程6日目と閉講式



                            閉講式

鹿児島での初級潜水士養成課程も本日で修了。19日の開講式と座学半日、

20日から27日までの6日間の実技を必死に乗り越えてきた潜水士2名。
昼食を食べる以外は、ほとんど水面か水中でした。とにかく泳ぎ、水に慣れ、

時には溺れそうになり、必死に耐え抜いてきた6日間は、彼等にとって水という

呼吸のできない場所での潜水基本技術の重要性や自己救助の大変さをしっか

り理解し、経験したのではないかと思います。この6日間で学んだ潜水基本技術

を繰り返し訓練し、決して無理をすることなく、日々技術向上を続けていただきた

いと思います。

永浜教官・K隊員・M隊員本当におつかれさまでした。また、いろいろとお世話

なりました。


2011年7月26日火曜日

初級潜水士5日目 鹿児島




本日5日目。今日は南風のためどんどん海況が悪くなっていく。軽装備潜水も


今までの状況とは違う。なかなか前に進まないし、1m~1.5mの近くの風波で、


前も見えないし、水も飲む。これも訓練だ。条件が悪ければ負荷となり、潜水士


訓練としては、様々な状況を経験することで、どんどん強くなっていく。また、同じ


職場の先輩後輩として、過酷な潜水訓練をこなすことによって、バディとしての


信頼や絆も確実に深くなっていく。これが潜水士だ。


明日で訓練も最後。ラスト1日気合をいれて乗り切ってほしい。


上の写真は、風向きによって桜島から灰混じりの雨が降るため、あっという間に


こんな状況になった。地元の人に言わせると、このくらいは序の口です。ココアを


ぶちまけたような時もあるそうだとか・・・。


この状況が当たり前だというのが恐ろしい。




2011年7月25日月曜日

初級潜水士4日目


鹿児島での初級潜水士訓練4日目、2日間の軽装備潜水を徹底的にこなした
潜水隊員は、重装備潜水になっても落ち着いて新しい技術をこなしていく。
もちろん、重装備潜水前には、必ず泳ぐ。日に日に、たくましくなっていくのが
わかる。休み明けということで、気持ち的にリフレッシュされ、疲れも多少軽減
される。一方、3日連続で潜水し2日あければ、またリセットされることも多い。
とにかく、彼等救助潜水士は、徹底的に水慣れし、あらゆる技術の習得が必要
になる。「経験したことがない。」というのは、精神的に不安を引き起こす。その
不安が、焦りやトラブル・パニックを引き起こしすことになる。そうなれば、救助ど
ころではなくなる。ただ、潜っているだけになってしまう。
だから、初級潜水士ではとにかく泳ぎ、水に慣れ、器材を使いこなし、様々な潜
水技術を学び習得する。がんばれK隊員・M隊員。

2011年7月24日日曜日

公的機関救助潜水士になるために

今日は、昨日の救助技術の復習と知識指導を1日みっちり指導していただきました。
公的機関救助潜水士になるためには、基本的に初級潜水士課程を修了していな
ければ受講できない。救助潜水士には、合否がありプログラムがなんなくクリアで
きなければ、救助潜水士にはなれない。これは、救助の基本は、己の命を守るこ
とができなければ、救助できない。このポリシーを基に初級潜水士課程の内容が
1つ1つ考えられている。初級潜水士と聞くと簡単な技術と思うかもしれませんが、
即実践に活動できる救助潜水士になるためには、基本のスキルが確実にできなけ
れば、実動でトラブルが起きたときには対処できない。ましてや救助中のトラブルが
発生すれば、自分の身も守りながら救助を続けなければならないからだ。
 今回鹿児島では、潜水基本技術の大切さ、救助中に命を落とさないため、いかな
るトラブルにも対応できる基礎固めの徹底などが、初級潜水士課程の考え方だ。
とにかく、初級潜水士では、潜水で起こりえるありとあらゆるトラブルを経験させ、対応
する技術を指導している。できればいいのではなく、できて当たり前。できなければ潜水
するべきではない。これは、プロとして当然の考え方にならなければならない。
永浜教官は、この初級潜水士が確実にこなせないのならば、潜水隊員は辞退するべき
というくらい、この初級潜水士の基礎固めを重要視している。
まだ途中だが、今回永浜教官の初級潜水士指導をみて、死なないために経験をし、対処
できる技術を身につける。これこそがプロを教えるプロの指導意識なのだろう。
明日からまた後半の3日間が始まる。  気張っていこう。

2011年7月23日土曜日

桜島での潜水訓練

本日は、潜水隊員の初級潜水士訓練は休みで、鹿児島の桜島に潜水にきました。
ここは国立公園になっており、周り一面溶岩と火山灰のグレーに緑の木々が映えま
す。観光地ということで、たくさんの人々が訪れています。
さて、私の訓練ということで、午前中にウェービングを使用したキャリングとスタティック
ロープワークなどを行い、午後1DIVEは、大深度潜水下での窒素酔いの中での全装
備脱装着、2DIVE目は、新しい技術の練習と検索技術の復習をおこないました。
潜水を安全に続けるためには、常にトレーニングを行い自己技術を錆びさせないことが
とても重要だと感じる訓練でした。

2011年7月22日金曜日

公的機関初級潜水士3日目 鹿児島

連日徹底的に泳ぐためメンタルはかなり強くなるのだが、体の疲れは確実に
蓄積されている。またウエットスーツ着用して泳ぐため膝裏・かかとなど動かす
箇所は擦れて痛い。カットバンとワセリンが毎日必需品になってくる。
さて、鹿児島県のとある港湾での訓練のため、船舶の入出港や停泊があり
タンカーの船員や地元の釣り人も必死に泳いでいる潜水隊員の姿をみて市民
の方も協力・応援してくれる。
訓練生は日勤のため、明日・明後日は休み。ゆっくり体を休めて残り3日間気合
をいれて乗り切ってもらいたいものです。
ちなみに、私は明日・明後日、マンツーマンで新しい救助技術・指導を受けてきます。

2011年7月21日木曜日

訓練2日目





本日は桜島がよ~く見えています。1日目の疲れがしっかり残っています。

今日も泳いで泳いで泳ぐ。とにかく泳ぐ。公的機関向け潜水士課程では、「己の

命守れないものは救助は絶対にできない。」 生命の維持できない水の中での救

助活動は、どんな状況でも自分の命を守らなければならない。これは、どんな些細

なトラブルでも呼吸ができない環境であれば、簡単にパニックになり救助どころでは

なくなるからだ。

とにかく、この公的機関初級潜水士課程は、潜水の基本から徹底的に指導している。

基本といっても一般のCカードレベルとは比べ物にならない。トラブルを起こさない安全

管理から、起きた時にも対応できる技術とメンタルを強化する。

私も今までの潜水指導をさらに見直していかなければならないと再確認をしました。





















2011年7月20日水曜日

初級潜水士1日目

本日から6日間にわたり鹿児島県内消防本部現役潜水隊員の初級潜水士課程実技
講習が開始されました。2名の潜水隊員は、潜水士取得後実際に潜水訓練に参加し
潜水を行っていましたが、現在課題にもなっている安全管理の徹底を重視し講習会へ
の参加を要望したそうです。前日には、消防長も参列し開講式が行われました。
潜水の基本を一から学び直すわけですが、徹底的な泳力や軽装備潜水技術の再確認
を行い、BCを使わないハーネスでの潜水やウェービングや救命胴衣を使用した新しい
技術も今回の初級潜水課程から導入されます。常に新しい技術指導講習を行っていま
す。基本といっても一般のCカードレベルではなく、「最小限の力で最大の効果を生むた
めの潜水基本技術」がこの公的機関初級潜水士プログラムであることを認識させられま
した。本当に素晴らしいプログラムです。

2011年7月18日月曜日

明日から鹿児島にて潜水訓練

明日から鹿児島にある消防本部潜水隊員が初級潜水士プログラムを開始
するということで、私自身の更なるレベルアップのため教官サポートとして勉強
です。潜水隊員の6日間の初級潜水士プログラムと、永浜教官とマンツーマン
の特別講習を2日間。計8日間を鹿児島に滞在です。
本州には台風が来てるんですが、私は台風より恐ろしい永浜教官の元で勉強
です。期待と不安でいっぱいですが、今後の潜水隊員育成のためにも、気合を
いれて行ってきます。

本日もがっつり3DIVEです。

本日も昨日に引き続き常神半島にて3DIVEを楽しみました。透明度は、浅場は多少
白く濁っているものの、10Mを超えるとす~っと抜けてくれます。また、水温も多少下が
りますが、それでも24度と暖かくなりました。水面付近では、26度近くまで上がっている
所もあり、のぼせてしまう感じもあります。オアシスのアマモも一面広がっています。本日
は、天気がイマイチだったのですが透明度がよく天気のいい日は、オアシスも気持ちの
よいポイントです。
写真/オアシス

2011年7月17日日曜日

3連休 水中も大混雑

7月の連休ということで、人出もすごいですね。常神半島は、相変わらずプライベート
ボートダイビングということでのんびり楽しんできました。今年もでました。ミズクラゲの
集団。どうやら繁殖行動のようらしいです。一昨年は、爆発的に発生し、ボートでダイビ
ングポイントに向かう途中水面が白く見えるところには、ミズクラゲがいっぱーい。去年
は見かけませんでしたが、今年も集まってくれてます。ダイビング参加時に毎回見れる
ものではないので、ほとんど運次第です。ボートでの移動中はいつも探しているのですが、
なかなか広ーい海です。おもったとおりにいきません。風がない日は、ゆっくりスキンダイ
ビングで写真撮影もできます。一昨年はスクーバダイビングもしました。ミズクラゲの雲が
頭上一面に広がりとっても神秘的です。マジスゴイッす。

2011年7月15日金曜日

潜水トレーニング



本日は、岐阜県長良川の千鳥橋の下(通称:左巻き)に自主トレーニング目的で潜って

きました。消防潜水隊員に指導する立場としては、実際に経験し判断して指導する内容

も考えます。ここは、千鳥橋の下は県内でも水難事故が多い場所で、岐阜市消防本部

の潜水隊員が救助に当たります。

昔のダイバーから聞くとかなり水深も浅くなったようですが、ここ千鳥橋の下は、今でも13m

あります。河川で13mというのはかなりの水深です。当然、減圧症・安全停止も考えなけれ

ばなりません。以前にも撮影で何度も潜水を行いましたが、ここの流れは複雑です。ダイバー

の吐き出した泡が素直に水面に向かわず、複雑な流れのため右往左往します。まるで泡が

迷っている感じです。とにかく、水面・水中問わず、水中の河床の構造や周りの状況、上流か

らの流れなど、とにかく複雑な条件が絡み合いいつも同じ流れにはなりません。また、場所に

よってはまったく流れがなく上の写真のようにごみが溜まる場所もあります。河川は、常に流

れがありかつ複雑な流れの中で潜水を行わなければならないので、潜水をするダイバー1人

1人の知識や技術が本当に必要になります。

この日午後からは、関観光ホテル前も潜水を行いました。ここも最大水深12mあります。また

木曽川も13mある場所もあります。ほかにももっと深い場所もあるかもしれません。とにかく

河川は浅いという概念は、実際に潜って目で確認しないとわからないということです。これから、

河川での事故が多くなりますが、河川で水遊びを楽しまれる方は、河川の流れには、十分注意

してください。

2011年7月14日木曜日

岐阜市消防本部



7月13日・14日の2日間にわたり岐阜市消防本部の潜水隊員養成講習を行いました。

今年から、2日間にわたり軽装備潜水と重装備潜水の基本を指導します。

この講習会は、公的機関初級潜水士課程とは違いますが、内容の一部を行い潜水の

基本の重要性を指導します。

公的機関初級潜水士課程とは、鹿児島にあるFIN潜水指導センターの永浜末雄教官

が20年以上にわたり九州地区の消防・警察・自衛隊など官公庁向けに指導してきたプ

ログラムを6日間にわたり潜水隊員の指導を行います。

8月から岐阜県内の消防本部潜水隊員2名が、公的機関初級潜水士課程を開始します。

「潜水隊員になりたい。」「潜水技術を向上したい。」などやる気のある潜水隊員は、是非

一度受講していただきたいと思います。

また、19日から27日までの6日間で地元鹿児島県の消防本部潜水隊員が初級潜水士

課程を受講するということなので、私自身の指導技術のために鹿児島へ行ってきます。



2011年7月12日火曜日

三重県鳥羽市神島

本日は、三島由紀夫の「潮騒」で有名になった神島での水中撮影にいってきまし
た。今回は、NHK BSプレミアム「里山シリーズ」の海女漁を撮影。周囲3.9キロ
の小さな島緑豊かな島の周りで育まれた海草・その海草を食べ育つあわびやサザ
エ。その恩恵を受けて海女漁を撮影してきました。

2011年7月11日月曜日

養老町消防本部潜水訓練



本日は、養老町消防本部潜水隊の潜水訓練を行ってきました。すでに潜水隊

で活動している潜水隊員ですが、まだまだ基本技術の習得が大切なことを理解

していただきました。何事も基本が大切。基本といっても、一般のCカードレベル

では、全く意味がありません。潜水士免許を取得する前・または取得後すぐに正

しい知識と技術の習得をしなければ、知らないまま、わからないまま潜水をする

ことが、どれだけ危険で、効率の悪い潜水をしてるかをきちんと伝えていかなけ

ればならないと感じております。


2011年7月8日金曜日

ステップアップトレーニング

本日は、ステップアップコース。バディ潜水に必要なナビゲーションテクニックを
きちんと理解していただきました。ナビゲーションテクニックは、とにかく練習しな
ければできません。頭で理解をしても、なかなか思うようにいかないのが水中です。
コンパスの持ち方から進み方、情報収集と判断をおこないました。
なかなか一般のCカードのダイバーは、透明度の悪い状況(狭視界潜水)で潜水
することは少ないと思いますが、自分のフィンが見えない状況下でもきちんと判断
し、トータルナビゲーション技術を身に着けることは自信につながり安全にダイビン
グをすることができるようになります。
正しいダイビング技術を習得したい人・いつも不安なダイバー・とりあえずインストラ
クターやガイドに付いていくだけのダイバーから抜け出したい人は、一度岐阜ダイビ
ングにお越しください。公的機関潜水士指導教官があなたのスキルアップのお手伝
いをします。