さて、先日のブログでお伝えしました常神半島オアシス水深4mで発見したテン
ジクダイ科の魚は、やはりテンジクダイで間違いないそうです。早速、 神奈川県
立生命の星・地球博物館の瀬能先生からお返事をいただきましたので、その一部
テンジクダイは普通種なのですが,ダイビングするような場所には生息していな
いため,水中写真はほとんど撮影例がありません。テンジクダイは例えば東シナ
海では大 陸棚上の砂~泥底に生息しており,主な生息水深は35~90mとされて
います。底曳網 で大量に漁獲されます。今回撮影された個体は撮影水深や周囲
の底質からみて偶発的に現れたものだと思います。同じ場所の沖合の砂泥底の
海底にはたくさん生息しているのではないでしょうか。付近に定置網があれば,
いくらかは漁獲されている可能性がありますね。当館には敦賀の魚市場で拾って
きた標本が保管されています。
またまた常神半島の素晴らしさを再発見できました。この常神半島のテンジクダイ