とにかく徹底して泳ぎ、基本をしっかり繰り返し身につけ、最終的に応用ができる
ようなっていくプログラム内容。確実にやればやるだけ技術向上をしていきます。
今回受講中の2名は、すでに一般のCカードを保持しており潜水はできますが、
水難救助隊潜水士として自信と技術をつけるため、個人的に休みをこのプログラ
ム参加に充てています。救助のプロとして更なる技術向上と日々のトレーニング
をすることは大変重要で、潜水という特殊な環境で行うからこそ基本をしっかり
マスターしておかないと自己救助すらもできません。彼等消防士は、火の中・水の
中同じ呼吸の出来ない環境での救助を求められるのです。
本日も前回同様河川での訓練。先日実際に水難事故があった場所です。警察も
見回りし、注意喚起していました。この場所は、上流からの流れが岩盤にあたり、
途中湾曲します。流れの当たる岩盤はえぐられ、最大水深も10m以上の場所も
あります。上流からの流れと岩盤に当たって吹き上げや下降する流れと複雑に
絡み予想できない流れになります。実際にダイバーの泡が真上に上がらず右往
左往するのです。また、表層・中層・下層すべて流れの速さが異なり、上流から
下流へ流れるはずの河川は、下流から上流へ流れる場所もできるのです。これ
らの河川の複雑な流れは潜水をし、体験して初めて理解できるものなのです。
河川で遊泳される方は、見た目で判断せず必ず救命胴衣を着用し、十分注意し
て楽しんでください。
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