きました。消防潜水隊員に指導する立場としては、実際に経験し判断して指導する内容
も考えます。ここは、千鳥橋の下は県内でも水難事故が多い場所で、岐阜市消防本部
の潜水隊員が救助に当たります。
昔のダイバーから聞くとかなり水深も浅くなったようですが、ここ千鳥橋の下は、今でも13m
あります。河川で13mというのはかなりの水深です。当然、減圧症・安全停止も考えなけれ
ばなりません。以前にも撮影で何度も潜水を行いましたが、ここの流れは複雑です。ダイバー
の吐き出した泡が素直に水面に向かわず、複雑な流れのため右往左往します。まるで泡が
迷っている感じです。とにかく、水面・水中問わず、水中の河床の構造や周りの状況、上流か
らの流れなど、とにかく複雑な条件が絡み合いいつも同じ流れにはなりません。また、場所に
よってはまったく流れがなく上の写真のようにごみが溜まる場所もあります。河川は、常に流
れがありかつ複雑な流れの中で潜水を行わなければならないので、潜水をするダイバー1人
1人の知識や技術が本当に必要になります。
この日午後からは、関観光ホテル前も潜水を行いました。ここも最大水深12mあります。また
木曽川も13mある場所もあります。ほかにももっと深い場所もあるかもしれません。とにかく
河川は浅いという概念は、実際に潜って目で確認しないとわからないということです。これから、
河川での事故が多くなりますが、河川で水遊びを楽しまれる方は、河川の流れには、十分注意
してください。
水中からみた、千鳥橋付近の様子は、初めて見ました。
返信削除貴重な映像を感謝しますと同時に、水難事故がなくなるようにと願います。